一般的に、自身の魅力や価値を高めるため外見や内面を磨くことを”自分磨き”と呼びます。
もともと”自分磨き”とは、女性の社会進出が活発になったことをきっかけに、より高みを目指して主に内面や見た目を磨き出したことがきっかけで世の名に浸透してきたと言われています。
近年ではその”自分磨き”は女性のものだけではなく男性にも確実に広がりを見せています。
最近の男性はこぞって”美容”を強く意識するようになり、女性顔負けの肌のお手入れ等に励むようになっています。
このような男性諸君を多くのメディアでは”美容男子”として取り上げ、その時代の変化を如実に表しています。
そして驚くことに、、、
というか当然の結果ののかもしれませんが、その流行は40代~60代の”ミドル世代”にも少しづつ浸透してきているようなんです。
ではまず、”女性”と”男性”の間には”自分磨き”の考え方にはどんな意識の違いがあるのでしょうか?
”女性”と”男性”の消費意識の違い
女性はもともと、”化粧”や”服装”などで着飾ることにより、自身を綺麗に見せるなどして人一倍容姿に気を使っています。
これにより自身のモチベーションを高めたり、気持ちの均衡を保ったりしています。
その行為自体が”女子力が高い”等という言葉で表現されているように、自身のステータスとして意識されているという特徴がありますね。
”消費”の観点から見ても、日本のアパレル総小売市場規模は紳士用品に大きく差をつけて婦人用品が大半を占めているという事実からもご理解いただけるかと思います。
街にあふれるアパレル店舗の様子を見ても明らかに女性向けのものが多いイメージがあると思います。
こういったジャンルの消費はいつでも女性がメインに考えられていると言っても過言ではないでしょう。
一方、男性はもともとは”自然体主義”というイメージがあったようです。
よって、こういった着飾るコト、モノに対する消費は軽視されてきたように思います。
「男たるものチャラチャラしてないで他のことで存在を示そう」
とういう考えが根深く残っていたんだと考えられますね。
男性の美容への意識に変化
近年の社会情勢を大きくとらえて見てみると様々な変化がうかがえます。
情報処理が進歩し、文化が多様化し、人々が様々な価値観を持つようになってから”男性”も”女性”と同じような”自分磨き”をしたいという動きが出てきました。
その種類は本当に多様なものとなっており、”草食系男子”や”インテリ系男子””オネエ系男子”などがメディアで取り上げられ、現代の男子には幅広い個性が認められるようになってきているといえます。
そんな流れから言えば”美容男子”が増えて来るのも自然な流れなんだと思います。
美容を意識するミドル世代
そんな”美容男子”という風潮は年齢の壁も超えてミドル世代にも来ているのも事実です。
それだけ”容姿の与える印象の大切さ”が重要視されるようになってきたということですね。
”第一印象”が外見でほぼ決まってしまうという統計的な割合は昔から大きく変わってはいません。
ひと昔前では、多少老け込んでいたとしても「それも味だ!」という言葉で片付けられてきたと思います。
しかしながら現代ではそういった価値観は少しづつ変化し、違った捉え方をするケースが多くなってきています。
要は”容姿が綺麗に越したことはない”ということになりますね。
「若く見られてなめられる」等、仕事上で軽々しく見られたりするというデメリットもあるのも事実ですが、基本的には得られるメメリットの方が多いと個人的には思っています。
こういった時代の流れから、ミドル世代の人達はこぞって”アンチエイジング”や”加齢臭”や”薄毛”等の加齢現象の対策グッズに注目を集めているんだと考えられます。
美容は少しの意識で大分変われるものだと思います。
年齢性別問わず、少しの意識で自身の”魅力”や”価値”を高めることができるのなら試してみる価値は十分にあるはずです。