依然として日本はまだまだ企業に属する労働者が大半を占めていますが、近年フリーランスとして働く人達も少しづつ増えています。
フリーランスとは?
”特定の企業に帰属せず自ら契約を取り交わす働き方”をいい、別名”個人事業主”とも呼ばれます。
それでも、フリーランスとしての働き方が既にメジャーとなっているアメリカと比べると日本はまだまだ少ないのが現状です。
米国社会では”フリーランス・エコノミー”と言われるくらいメジャーな働き方であり、その割合は確実に増加傾向にあります。
その具体的数字は、米国労働者総数の35%にあたるおよそ5,500万人がフリーランサーであり、そのうち65%は必要に迫られてではなく、自らの意志によるものであるそうです。(参考:2016年フリーランサー組合の調査より)
アメリカで”フリーランスエコノミー”が浸透している理由
そもそもアメリカではここまでフリーランスがメジャーになったのでしょうか。
様々なメリットがありますが、よく耳にする3つのメリットを挙げてみたいと思います。
通勤時間の排除
企業に所属していれば、どうしても決められたオフィスへ毎日通勤することとなります。よく言われていることですが、その毎日の通勤時間を合計すれば相当数の時間を費やしていることになります。
また、満員電車などの通勤環境も決していいものではないでしょう。
これらを排除して実務の時間に割り当てたいというのがフリーランサーの考えになります。
好きな時間に働ける
クライアントに直接会ったり、電話するなどの約束事の時間帯さえ確保できれば、あとの実際の業務は好きな時間に割り当てることができます。
各々のライフスタイルに合わせて夜中に仕事して、昼頃起きて夕方にクライアントと打合せするといったスケジュールも可能になってきます。
好きな場所で働ける
これは業種が限られますが、パソコン一台で大方の仕事が成り立つ業種のフリーランサーにとってはどこでも仕事ができるということになります。
最近では、殆どの公共の場所でwifi等の公衆無線LANが完備されており、パソコンさえ持ち込めばそこが個人オフィス空間になります。
私も、カフェなどに入るときはまずwifi等のネットワーク環境が整っているかを重視して選ぶようになりました。
近所と良くいく都心には行きつけのカフェがいくつかできましたね。
ノマドワーカーの将来性
上記の理由から、世界的に見てもフリーランス人口は増え続けています。
フリーランスをはじめとするノマドワーカーの人口は2035年には10億人に達するとまで言われています。
日本人はアメリカ人に比べるとどうしても保守的な思考を持った方が大半です。
一般的にアメリカ人のように自己主張できない日本人は、”YESマン”と揶揄され、狭い視野の中で必死に労働している印象は未だに払拭できていないように思えます。
先行きの分からないこのご時世、企業に所属しているからという安心感で不透明な未来を迎えるよりは、個人でも自立してやっていけるようしっかりと”自分磨き”していく必要があると思います。
これは、決して全員が全員に独立するべきだと言っているわけではありません。
自立できるくらいの力を持っていれば、企業に属していても、フリーランスであっても結局は必ず自分のためになると確信しているからです。
各々のライフスタイルをもう一度見直し、明るい将来のために、未来のために”自分磨き”してみませんか?